朝になっても依然停電は回復せず。
レストランのベランダには無料コンドームBOXが設置されている。
現在ブータンが国家的に取り組んでいる伝染病がHIVということで、いろいろな場所でこの箱を見かける。
ちなみにいくつかお土産にもらって来たからMade in ブータン(そうか分からないけど)のコンドームが欲しい人は連絡ください。
ブータンの朝はどこもモヤっている。
もしかしてコレはガスじゃなく、雲?
この日は『朝8時に出発しましょう』って約束になっていて、玄関に8時に出て行ったとしたら、実際の出発時間は8:40頃。
ガイドさんによるのかもしれないけど、"ジミーさん"の場合は大抵予定より40分遅れでの行動が基本。
8時を少し過ぎた頃に、『お茶飲みますか?』という話になり、ガイドさん部屋で他のガイドさんも一緒に早速の"バター茶"休憩。
no,13《"
トンサ・ツェチュ2日目 at トンサ・ゾン"》
創建:不明
@ティンプーからだと車で7時間程(中央ブータン)
お祭りとしてはこの日が4日目で、翌日が最終日。
日が進むに従って観客の数は増えていき、最終日の夜明け前に行われる"トンドル(大仏画)"の開帳で最高潮に達するらしい。
"ゾン"はこんなに大きな建物なのに、エントランス部分はあまりにもさりげない。
敵の襲来とかがあったからかね?
昨日とは演目が変わっていて、多少ストーリーがあるような無いような。
最終日に近づいたせいなのか、やはり観客は昨日より増えていて、欧米人の観光客も目立つようになっていた。
『写真を撮ってもいいですか?』と聞くと、『じゃー君のメガネをかけさせせてくれ』と言われ、変な交渉がありつつも撮らせてもらったのがこの写真。
オレよりも似合っている。
その後しばらく話していると、『私もこんなタイプのガネが欲しいから、日本から送ってくれないか?』と冗談が一切混じっていない顔での本気お願いをされた。
片言過ぎる英語で、『だって、どんな安いメガネであってもブータン人にしたら結構高価ですよ』という内容を失礼のないようにオブラートに包みまくって伝えるのは至難の業で、なかなか話が進まない。
そんなところに娘なのか偶然通りがかった子なのか分からない女の子が、オレの気持ちをくんでくれ、おじちゃんを諦めるよう説得してくれた。
日差しの強いブータンでは陰影がものすごくハッキリでる。
どこの国に行っても同じことが言えるんだけど、子供と話してたことを思い返してみると、「普通に会話が成り立ってはずなんだけど、いったい何語で話してたんだろう?」と毎回思う。
この子達も同じで、二人の写真を撮って送る約束をしたら、"ゾン"を案内してくれかなりの時間3人で行動してたはずなんだけど、どうやって会話してたんだろうか?
この日は2日目ということもあって、早々にお祭りは切り上げ、町中のレストランで昼ゴハン。
ローカルレストランで食べたいという注文で連れてきてもらったんだけど、結局はツーリスト用に辛さを押さえたいつも通りのゴハン。
でもここでも薄切りポテトが出て嬉しかった。
no,14《"
トンサ・ゾンまでのプチトレッキング"》
@展望台からトンサ・ゾンまで(中央ブータン)
現在の車道が出来るまでは当然みんなこの山の中を歩いていた訳で、その昔からの東西を結ぶ街道が約2時間のショートトレッキングコースとして、谷底の橋が再建されたことにより復活したらしい。
スタート地点は、"トンサ・ゾン"の建つ山から谷を挟んだ反対側にある展望台。
いったん谷底に下り、そこで橋を渡ってゾンの建つ場所まで登るといういたって分かりやすいコース。通常の所要時間は2時間。
普段歩くことは大嫌いなオレ。でもせっかくの機会なだけにむしろ歩きたかった。
谷底の川までは当然ながら下りのみ。
特にしんどいこともなく、快調。
この大きな岩は、現王国の国土統一の戦いの中で、ワンデュの英雄"ペミ・ツェワン・タシ"という人が敵の奇襲にあい、追い詰められて見を投げたという伝説が残る"トワダ岩"というものらしい。
下り側にあるため、木がジャマで見上げてもあまり良く分からなかったんだけど、谷の反対側から見たらスゲー高いの。
そりゃ一大決心じゃなきゃ絶対に飛べない高さ。
下り側と登り側それぞれ一カ所づつ休憩ポイントが用意されている。
ここはまだ下り側で、スタートしてから30分も経っていないんだけ、そろそろ十分疲れてきた感じ。
やっとこ折り返しの谷底に到着。
2007年に再建されたという伝統様式の橋はキャンチ式。
ブータンの川の水はホントにどこもキレイで透き通っている。
登りだしの時点で確か45分くらいを経過したくらいだった。
それだけに"ジミーさん"も『都倉さんはまだ若いから2時間かからなそうですね』と言ってくれたものの、ここからが一気におじいちゃんペースに。
心臓のバクバクが半端ないスピードで、まさに一歩一歩って動きじゃなきゃ前に進んでいけない状態。
途中"ジミーさん"がペースのやたら遅いオレを待ちがてら"たんぽぽの種"を吹いていて、オレにも『休憩しましょう。どうぞ。』と一本手渡してくれた。
が、自分でも驚いたことに、息があがり過ぎてて"たんぽぽの綿帽子"ですら吹き飛ばすことが出来なかった。
タバコのせいなんだろうか?
遂に"トンサ・ゾン"が木の間に見えた。
この時の喜びっていったら相当なもんだった。
ゴールの直前には普通の民家が。
ブータンの民家は、家屋の平らな上面に柱を置いて、その上に屋根を置いてあるだけ。
なので台風など大風の時には平気で飛んでいくらしい。
屋根裏の空間は穀物の乾燥や雨の日の農作業に使われているそう。
やっとこゴールの"トンサ・ゾン"に到着。
なんだかんだちょうど2時間はかかった。
"カンツァさん"が車をバックで近づいて来てくれくれてるのを見た瞬間、達成感よりも開放感の方が遥かに大きかった。
たかだか2時間程度だからトレッキングというのも忍びないが、オレにとっては登山と言ってもいい程の運動量だった。
あまりに疲れ過ぎて、この日はすぐにホテルに戻ってゴハンを食べて即寝。