9日目 in 山口
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この"防府"の街でもやはり商店街はこんな感じ。
こりゃ確かに問題だは。
でももしオレもここに生まれてたら東京とか行っちゃうと思うしなー
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no,30《"防府天満宮"

   創建:延喜二年(904年)
   @山口県防府市松崎町14番1号

日本で最初に創られた天満宮で、"防府市"は、この天満宮を中心に栄えてきた町とのこと。


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社殿へ登る参道の途中に、かなりそそる茶室の入口があった。
とりあえず中に入っていってみると、奥からスゴく感じの良いおばちゃんが出てきて、『もし興味がおありなら、是非とも中を見ていってください。』とこれまたスゴく丁寧な言葉遣いで対応してくれた。
当然中を見せてもらいたくなり、それもジックリ見たいため、ひとまず社殿を見に行くことにした。

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見に来たものの、やはり早く茶室に戻りたく、ものの数分の見学で終了。


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戻ると、さっきのおばちゃんが『お茶飲んでく?』の丁寧語で尋ねてくれたもんで、勿論お願いした。
そしておばちゃんはすごく丁寧に建物内の説明を始めてくれた。
まずは玄関に使われてる床板材から開始。
何の材かは忘れたけど、なんと、これ一枚で800万もするらしい。

この"芳松庵"は "大江宏さん "の設計で、1991年(平成3)に開庵したらしいけど、竣工後10年間は風合いをだすためだけに使用しないで放置していたらしい。

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"大広間"というだけあってだだっ広い。
広いだけじゃなく、見れば見る程ディテールが丁寧に造られている。

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縁側からはキレイに手入れされた庭が見え、なんとも気持ちが良い。

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廊下の壁に開けられた開口のカタチにも遊び心満載。
歩いていくとその形状によって、見えるカタチが変化していく仕掛け。
スンゴイ。

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2階へ登る階段。
天井の彫上げ部分と左回りの階段の踊り場部分のバランスが最高。
絶対的に上がってみたくなる。

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2階の天井はかなり複雑。

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メインの茶室へは一度外部の通路を通って行く。
角部の柱だけは、断面が四角形ではなく少し菱形になっていて、視線の妨げにならないような繊細な工夫がされている。

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いざ茶室内部へ。
現在でも使用されている本格的な茶室に入るのは恐らく始めて。

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これは"水屋"といって、茶会等の準備や後始末する台所のような場所。

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ここにもスゴい仕掛けが。
"簀子"の手前に回転取手が付けられた床下収納部分があるんだけど、ここでのおばちゃんからの問題は、『この床下にモノを隠す際、床板と同材のフタをして、ある方法で鍵をかけます。どのようにしたでしょう?』
フタは単なる木の板だし、取手部分にも特に仕掛けはなし。
何て答えたかは忘れたけど、当たらなかったことは確か。

答えは、いたって単純。
フタの部分を水で湿らせる。
木が水分を吸って膨張することで、どうやっても完全に乾燥するまでの一ヶ月程は開かなくなるらしい。
もーホントスゴい!

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四畳半の茶室。
たった四畳半の広さの中にも盛り沢山の仕掛けが。

茶室の入口は"躙口(にじりぐち)"といってとても小さなものなんだけど、それにも理由があって、武士の刀を持ち込ませない為とか、身分に関係なく頭を下げる為という説もあるそうなんだけど、建築的には『小さく作って大きく見せる』という考え方によるものだそう。
頭を下げると下面の畳を見ることになり、頭を上げると正面を見、そして天井を見上げることによって、下面、正面、上面の3面を見ることによって、小さな茶室が奥行きある空間に見えるというもの。
深い!

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薄暗い茶室内から見る庭の景色は何とも良い。
こちらの出入口は"躙口"より大きく、"貴人口(きにんぐち)"と呼ばれる特に身分の高い客のためのもの。
ここでのおばちゃんの問題は、『亭主は、この"貴人口"を利用して威張った客人を小馬鹿にしていました。どのようなことででしょうか?』
答えは、
"躙口"よりはるかに大きな"貴人口"を用意することで、身分の高い客は自分だけは頭を下げずに堂々と入れると喜ぶものの、大きいといえど立ったままでは入ることの出来ない入口。
それによって結果的には頭を下げて入ることとなり、そこで亭主は『プププ』を小馬鹿にするらしい。

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これは茶室側から見た、"水屋"のある準備室なんだけど、ここでもおばちゃんからの難易度の高い問題。
『客座からチラ見することとなるこの準備室には、これまた客人を小馬鹿にする細工がしてありますがなんでしょう?』というもの。
全くもって分からなかった。
答えは、
写真左にある柱の位置が、本来あるべき位置よりあえてずらしていることによって、畳の一部が切り欠かれている。
畳というのは年月が経つと表面の"い草"が擦り切れるため、数年に1度ひっくり返してそれまでの裏面を表として使用するんだけど、一部が切り欠かれた形状ではひっくり返して使用することは不可能となる。
それによって、客人のいる部屋よりも、単なる準備室に使用している畳床の方がお金のかかる高価なモノを使用していることとなり、それに気付くかどうかをニヤニヤしながら観察するんだと。
考えようによっては"茶室"って、かなり意地の悪い空間である。


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『くるくる回してから飲まないといけないんですか?』と質問すると、なんて言われたか覚えてないけど、全く構わないらしい。


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外からの庭もキレイではあるが、ここに関してはやはり茶室から見える景色としての美しさの方が良かった気がする。




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こういう景色の中で暮らしたことはないはずなのに、どこか懐かしく感じるのはなぜなんだろうか。



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no,31《"周防国分寺"

   宗派:高野山真言宗
   創建:天平十三年(741年)
   @山口県防府市国分寺町

ここの国分寺は、創建当初の境内に今も伽藍を残すきわめて珍しい例だそう。


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"仁王門"の両側にはドデカく、そしてやたらとカッコ良い木が。

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この"金堂"の中には重要文化財となる本尊薬師如来をはじめ、50余体の仏像を安置しているようだけど、見ることは出来ず。

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ここのお地蔵さんはみんな赤い帽子をかぶっている。




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散歩のしがいがのある街。




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no,32《"毛利氏庭園"

   創建:大正五年(1916年)
   @防府市多々良一丁目

旧萩藩主毛利氏により建てられたもので、邸宅は総ヒノキ造りの壮大な建築。
庭園はひょうたん池を巡る回遊式で、相当な広さ。

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天気が最高だったこともあり、この庭園を歩いてる最中『あー旅行に来てホントに良かったなー』って思ったのを覚えている。




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"防府天満宮"に行く途中、すごく惹かれるカフェがあり、のぞいてみるとまだ準備中。
そこに戻ってきてみたら、大正解のお店。

あとあと聞いたらセトゥーの知り合いだったよう。

オーナーのにーちゃんは完全なる芸術家で、古い薬局屋を全て一から自分で改装したようで、とにかく上手い。

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地元のアーティストの発表の場にもなっていたりと、見て良し、話して良し、ボーっとしても良しのとても良いカフェだった。




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セトゥーとの待ち合わせのため、"山口駅"に来た。

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ここの商店街はまだまだ調子良さそう。


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道で写真を撮っているとおっさんが話しかけてくれ、しばらく世間話をしてると、自慢の自転車を紹介してくれた。
なんと日本で初めて発売された自転車の復刻版なんだと。
少し乗せてもらったんだけど、ブレーキはないは、安定感ゼロで、もの凄く乗りにくかった。


何てことをしてると、セトゥーから電話があり、偶然にもほぼ目の前に駐車していた。




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ほぼ大学卒業以来のセトゥー。
外見的にも内面的にも、全くもって変わっていなかった。
それだけに10年以上ぶりに会ったにもかかわらず、やたらと自然な感じがして、喜多見の居酒屋で飲んでるかのようだった。
セトゥーの連れてってくれた店は、それこそ行きつけらしい何の変哲も無い居酒屋。
でもそんなのもセトゥーらしいし、それがいい。

セトゥーは既に結婚もしてて、あれっ、子供はいるって言ってたっけなー?忘れた。
『将来は"アンパン屋"をやりたいんだー』なんて言うセトゥーは、あいつらしくもあり、幸せな毎日を送ってるんだろうなって感じがして、会えたことがホントに嬉しく思えた。


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今日の宿は、セトゥーの働く某大学の社員寮にとめさせてもらえることになった。
なんとも有り難い。
| 2009.10.西日本旅行 | 03:47 | comments(2) | - |
セトゥー変わってねーなー。
| タムランド | 2009/12/17 1:03 AM |

そでしょー
全くもって変わらない癒し系だった。
| keiichitokura | 2009/12/17 2:53 AM |

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